埼玉県三郷市
M様邸
【埼玉県三郷市】樹齢50年の桜から若木へ命のバトンタッチ|庭木の伐採と移植工事の施工事例
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Before
After
埼玉県三郷市を中心に、不動産・建築、外壁・水回り。リフォーム、外構工事や造園・エクステリアを手掛けております松井産業です。
今回は三郷市のM様邸にて行いました、「桜の木の伐採」と、そこから育った「若木の移植(お引っ越し)」の施工事例をご紹介します。
長年ご家族を見守ってきた庭木の処分と、新しい命の活用。お客様の想いに寄り添った工事となりました。
- カミキリムシ被害による樹齢50年の桜の伐採
M様邸には、樹齢50年の立派な桜の木がありました。しかし、残念ながらカミキリムシ(テッポウムシ)の被害に遭い、枯れてしまいました。

桜やモミジなどは、成長するとカミキリムシが入りやすく、気づいた時には内部が食い荒らされて手遅れになってしまうケースが少なくありません。倒木の危険もあるため、まずはこの親木の伐採・抜根作業を行いました。

長年のお役目を終えた桜の切り株。しっかりと処理を行いました。
- 親木の近くで見つけた「希望」
親木の撤去を進める中で、すぐ近くに桜の子供(実生/ひこばえ)が自生しているのを見つけました! 親木が枯れていく中で、こぼれ種から育ったのか、根から分かれたのか、しっかりと命が受け継がれていたのです。

しかし、生えていた場所は敷地の隅(ブロック塀の際)。このままでは根が張れず、建物や塀にも影響が出てしまうため、大きく育てるには環境が良くありません。
そこで、M様と相談し、「この若木を広い場所へ移植して、親木の代わりに育てよう」ということになりました。
- 冬場の移植工事(根回しと植え付け)
落葉樹である桜の移植に最も適しているのは、木が休眠している冬場(12月~2月頃)です。 今回は将来を見据え、お庭の日当たりが良く、根を広げやすい場所へお引越しさせます。
根を傷つけないよう、慎重に掘り起こしていきます。熟練の職人が手作業で行います。
移植はただ掘って埋めるだけではありません。新しい場所でも水分や養分を吸い上げられるよう、根巻きを行い、土壌改良を施した新しい穴へ植え付けます。
- 施工完了:未来への継承

幹巻きテープで保護し、強風で倒れないよう竹支柱でガッチリと固定しました。
まだ細い若木ですが、これから春になり、根が落ち着けば、数年後には美しい花を咲かせてくれるはずです。 40年選手の親木が残してくれたこの木が、また何十年とM様のご家族を見守るシンボルツリーになってくれることを願っています。
三郷市での植栽・伐採・移植のご相談はお任せください
今回は、枯れてしまった木の処理から、新しい命の活用まで、トータルでサポートさせていただきました。
「庭木が大きくなりすぎて管理できない」
「虫食いで木が枯れてしまった」
「思い出の木を残しつつ、リフォームしたい」
埼玉県三郷市周辺で、このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。 樹木の特性や適期を見極め、お客様のお庭にご提案いたします。

冬場の適期に実施。未来へつなぐ移植工事
桜の木に負担が少ない冬場(休眠期)を狙って移植を行いました。根を傷つけないよう慎重に掘り上げ、土壌改良を施した日当たりの良い場所へお引越し。しっかりと支柱を立て、これからの成長を見守れる環境を整えました。

